広報誌 翠の輝(みどりのかがやき)コメントより

2021.10.01.

少しずつ日暮れの時間が早くなり、秋の気配を感じる季節になりました。今年の夏は昨年度から続くコロナ禍でほとんどの行事、イベントが中止になっている中、1年越しに延期された東京オリンピック2020が7月23日から8月8日まで開催されました。今回はコロナ感染対策を行いながらの大会だった為、ほとんどの競技が無観客で行われ会場内での活気は感じられませんでしたが、その分今までにない臨場感がモニター越しで感じとれる競技もあり新鮮な感覚でオリンピックを楽しめました。メダルでは金が27個を含む58個を獲得し、史上最多を更新しました。福井県勢では17名が競技に参加し野球の吉田正尚選手、栗原陵矢選手、フェンシング男子エペ団体の見延和靖選手の3名が金メダルを獲得致しました。野球の決勝戦は私も見ていましたが、主軸を任されている吉田選手が貴重な追加点を挙げ金メダルに貢献したことが印象に残っております。また見延選手は金メダルの報奨金として所属会社から1億円を頂き、今後のフェイシング会に大きな夢をもたらしてくれたのかと思っております。次回2024年パリオリンピックでは多くの観客が現地で競技を観戦できる大会になるよう期待したいです。
さて慈豊会では昨年度から続くコロナ禍で色々な行事を中止とさせて頂いておりますが、毎年恒例の敬老パーティーは各事業所で行われました。今年の賀寿は法人全体で百寿以上の方が7名、白寿の方が3名、米寿の方が6名おられ利用者の方々、職員にお祝いして頂き、みなさん満面の笑みで楽しんでおられました。百寿以上の方々は年々増えてきており来年は2桁になる可能性もありますので今後も長生きして頂き来年はさらに多くの方々をお祝いできればと思っております。
ところで、フィリピンEPAから昨年末に来日する予定でした女性介護職員が、9月27日より山翠苑にて就労しております。まだ日本語はうまく話せませんが、利用者とコミュニケーションをとりながら明るく仕事をこなしているので周りの職員からも好評です。今後は介護と日本語の学習を両立して頂き、1日でも早く1人前の介護職員になって頂きたいです。
最後に面会に関しまして、9月末に福井県は「感染拡大特別警報」から「感染拡大警報」に切り替えましたが、県内の他施設にて「ブレークスルー感染」による集団クラスターが発生した為、10月以降も原状の予約面会とさせて頂き、今後の感染状況を注視しながら面会の緩和を検討していく所存ですので今後とも皆様のご理解、ご協力の程宜しくお願い致します。

社会福祉法人慈豊会 事務長  福田 尚史

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