広報誌 翠の輝(みどりのかがやき)コメントより

2025.01.01.

新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては健やかに新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます
さて、皆様は2025年問題をご存知でしょうか。団塊の世代がすべて75歳以上になり、後期高齢者となります。日本の総人口の約3分の1が高齢者という状況に突入し、介護の需要は過去の予想を上回る規模になると見込まれています。また、医療や介護の需要が急増することで、社会保障制度や地域社会に大きな負担を与えるとも言われています。高齢化が進む中で、医療費や介護費用が膨れ上がることも懸念されています。特に団塊の世代が後期高齢者になることで、介護が必要な人が増えるため、介護や施設の不足、介護人材の不足といった問題が顕在化すると予想されています。加えて、医療技術の発展により治療が長期化する一方で、医療従事者の負担も増大します。少子化の影響で働き手の数が減少し、特に団塊の世代が退職すると、労働力が不足します。これが経済成長に対して大きな圧力となり、企業の生産性の向上や技術革新による労働生産性の向上が求められます。さらに、若年層の人口減少により、税収も減少するため、経済や社会保障制度の維持が困難になります。
2025年は、介護業界にとって非常に重要な転換期となります。高齢者人口の急増に伴い、介護需要の増加、介護人材の不足、介護サービスの質の向上、介護保険制度の改革など、解決すべき課題は多岐にわたります。しかし、テクノロジーの進化や地域社会との連携強化によって、これらの課題を乗り越え、より持続可能で質の高いサービス提供へと進化していきたいと思っておりますので、本年も社会福祉法人慈豊会により一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
グループホーム翠・翠Ⅱ 管理者 八木隆一

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