広報誌 翠の輝(みどりのかがやき)221号 コメントより
2025.10.01.
8月29日浄土真宗本願寺派福井組組長浄善寺様以下14ケ寺のご住職方により第50回山翠苑物故者追悼法要が厳粛に執り行われました。
この法要は山翠苑が開設された翌年を第1回とし、毎年新仏(あらぼとけ)を加えた物故者を追悼し、そのご冥福をお祈りするための儀式で苑では最高の由緒ある行事になっています。福井市で初めての特別養護老人ホーム山翠苑が開設した昭和50年当時の福井組長法円寺様と副組長宗法寺様がお越しになり、福井組の奉仕事業として毎年物故者追悼法要をさせていただきたいと有難いお話を頂戴しご厚意に甘えさせていただき現在に至っている次第で、更に月ごとに法話会開催の申し出があり、20年ばかり続けていただきましたが、その間にご住職の世代交代が進み、若いご住職には学校の先生を兼ねておられる方が多く毎月の法話会の開催が困難になりましたが今でも春秋のお彼岸の月と法要日の年3回の法話会を続けていただいており、苑のお年寄りにとっては掛買いのない喜ばしいご奉仕で、ただただ感謝の念に堪えません。
当初はご遺族の方々にも法要のご案内をさせていただきましたが、人数が増え過ぎたので没後5年以内のご遺族に限らせていただいていますがコロナ禍でそれもかなわなくなり、現在は入所者と職員のみが参列しています。
ご遺族様には大変寂しい思いをおかけしていますがコロナには勝てませんのでご理解ください。
いずれにしても福井組のご住職の方々には世代を超えての長期間に及ぶご厚志を賜っており、重ねて深謝申し上げます。 合掌
社会福祉法人 慈豊会 顧問 田中 英幸



